AGA(男性型脱毛症)治療薬の基本
AGA治療薬は大きく「抜け毛を防ぐ薬(守りの薬)」と「発毛を促す薬(攻めの薬)」の2種類に分かれます。それぞれ作用のアプローチが異なり、多くの場合は組み合わせて使用されます。
| 分類 | 薬剤名 | 作用 |
|---|---|---|
| 守りの薬 | フィナステリド | 抜け毛の原因物質(DHT)を減らす |
| 守りの薬 | デュタステリド | より広い範囲でDHTを減らす |
| 攻めの薬 | ミノキシジル | 血流促進で発毛をサポート(内服・外用あり) |
守りの薬:DHT抑制で抜け毛を防ぐ
フィナステリド(プロペシア・ジェネリック)
フィナステリドはAGA治療の第一選択薬として広く使われています。
仕組み
- 5α還元酵素(II型)を阻害
- AGAの原因とされるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制
- 毛包の縮小を遅らせることで抜け毛を防ぐとされています
特徴
- 1日1回の内服(錠剤)
- ジェネリック医薬品が多数あり、コストを抑えやすい
- 先発品: プロペシア(MSD)
月額費用の目安
- ジェネリック: 1,000〜3,000円
- 先発品(プロペシア): 7,000〜10,000円
詳細はフィナステリドの価格比較をご覧ください。
デュタステリド(ザガーロ・ジェネリック)
デュタステリドはフィナステリドより広い範囲に作用する薬です。
仕組み
- 5α還元酵素のI型・II型の両方を阻害(フィナステリドはII型のみ)
- DHTの抑制範囲が広い
- フィナステリドで効果が不十分な場合に変更されることがある
特徴
- 1日1回の内服(軟カプセル)
- ジェネリック医薬品もあり
- 先発品: ザガーロ(グラクソ・スミスクライン)
月額費用の目安
- ジェネリック: 2,000〜5,000円
- 先発品(ザガーロ): 8,000〜12,000円
詳細はデュタステリドの価格比較をご覧ください。
フィナステリド vs デュタステリドの比較
| 比較項目 | フィナステリド | デュタステリド |
|---|---|---|
| 作用する酵素 | II型のみ | I型・II型の両方 |
| コスト(ジェネリック) | 低め | やや高め |
| 使用実績 | 長い(FDA承認1997年) | フィナより新しい |
| 副作用の懸念 | 性機能への影響の可能性あり | 同様の懸念あり |
どちらが適切かは個人の状態・医師の判断によります。必ず医師にご相談ください。
攻めの薬:発毛を促すミノキシジル
ミノキシジルは元々高血圧治療薬として開発されましたが、発毛促進効果があることがわかり、AGA治療にも使われるようになりました。内服(飲み薬)と外用(塗り薬)の2種類があります。
仕組み
- 頭皮の血管を拡張し、毛包への血流・栄養供給を促進するとされています
- 休止期にある毛包の成長期への移行をサポートするとされています
月額費用の目安
- 内服ミノキシジル: 2,000〜5,000円
- 外用ミノキシジル: 2,000〜4,000円
ミノキシジルの内服と外用の詳しい違いはこちらの記事で解説しています。
AGA治療薬の選び方フロー
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まず抜け毛を止めたい?
↓ Yes
→ フィナステリド or デュタステリドから検討
↓
フィナステリドで十分?
↓ No
→ デュタステリドへ変更を医師と相談
+
発毛も促進したい?
↓ Yes
→ ミノキシジル(外用 or 内服)を医師と相談
↓
DHT抑制 × 発毛促進の併用療法が一般的
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多くのAGAクリニックでは、守りの薬(フィナまたはデュタ)と攻めの薬(ミノキシジル)を組み合わせた処方が行われています。
費用の比較まとめ
| 薬剤 | 月額目安 | 形状 | 処方 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド(ジェネリック) | 1,000〜3,000円 | 錠剤 | 要 |
| デュタステリド(ジェネリック) | 2,000〜5,000円 | 軟カプセル | 要 |
| ミノキシジル内服 | 2,000〜5,000円 | 錠剤 | 要 |
| ミノキシジル外用 | 2,000〜4,000円 | 液/泡 | 市販品あり |
| セット処方(例: フィナ+ミノキ) | 3,000〜8,000円 | 複数 | 要 |
セット処方は単品より割安になることがあります。詳細はAGA治療の価格比較をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. フィナステリドとデュタステリドはどちらを選べばいいですか?
A. 一般的にはフィナステリドから開始することが多く、効果が不十分な場合にデュタステリドへの変更を検討するケースがあります。ただし個人の状態・医師の判断によります。必ず診察時に医師にご相談ください。
Q2. ミノキシジルは内服と外用どちらがいいですか?
A. どちらが適しているかは個人差があります。外用薬は局所への作用が主で、内服薬は全身に作用します。副作用のリスクも異なるため、医師の指示のもとで選択することをおすすめします。詳しい比較はミノキシジル内服vs外用の比較記事をご覧ください。
Q3. AGA治療薬は一生飲み続ける必要がありますか?
A. 服用をやめると薬の効果がなくなり、抜け毛が再開する可能性があるとされています。継続期間については医師にご相談ください。
Q4. AGA治療薬に副作用はありますか?
A. フィナステリド・デュタステリドでは性機能への影響が報告されています。ミノキシジル内服では動悸・むくみ等が報告されることがあります。副作用が気になる場合は医師にご相談ください。個人差があります。
Q5. オンライン診療でAGA治療薬を処方してもらえますか?
A. はい、多くのオンラインAGAクリニックで対応しています。初診時に問診・医師の診察が必要です。AGA治療の価格比較・クリニック一覧もご参照ください。
この記事は添付文書・公開情報をもとに作成した一般的な情報提供です。薬の選択・使用に際しては必ず医師の診察を受けてください。
最終更新: 2026年4月
