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マンジャロとは
マンジャロ(一般名: チルゼパチド)は、イーライリリー社が開発した注射薬です。日本では2型糖尿病治療薬として承認されており、自費診療ではダイエット(体重管理)目的にも使用されています。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体とGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)受容体の両方に作用する「デュアルアゴニスト」で、従来のGLP-1単体作用薬と異なる点が特徴です。
作用機序(どのように働くか)
マンジャロは体内のGIPとGLP-1という2つのホルモンの働きを模倣します。
GLP-1受容体への作用
- 食後のインスリン分泌を促進
- グルカゴン(血糖を上げるホルモン)の分泌を抑制
- 胃の内容物の排出を遅らせ、満腹感を持続させるとされています
GIP受容体への作用
- インスリン分泌のサポート
- 脂肪組織への作用(代謝調節)
これらの2つの作用が組み合わさることで、体重管理効果が期待されています。ただし、効果には個人差があります。
用量と投与方法
マンジャロは皮下注射(腹部・大腿・上腕)で週1回投与します。
| 用量 | 一般的な使用場面 |
|---|---|
| 2.5mg | 開始用量(最初の4週間) |
| 5mg | 維持量の基本 |
| 7.5mg | 段階的増量 |
| 10mg | 段階的増量 |
| 12.5mg | 段階的増量 |
| 15mg | 最大用量 |
通常は低用量から開始し、4週間ごとに増量していきます。増量スケジュールは医師の指示に従ってください。
主な副作用
マンジャロで報告されている主な副作用を添付文書・臨床試験データをもとに整理します。
消化器系の副作用(頻度が高い)
| 副作用 | 特徴 |
|---|---|
| 悪心(吐き気) | 特に投与開始時・増量時に起きやすい |
| 下痢 | 消化器症状の中でよく報告される |
| 便秘 | 胃排出遅延に関連して起きることがある |
| 嘔吐 | 悪心に伴って起きることがある |
| 腹痛 | 消化器全般の不快感として現れることがある |
消化器系の副作用は用量が上がるほど起きやすい傾向があります。多くの場合、体が薬に慣れるにつれて軽減するとされています。
その他の副作用
- 注射部位反応(赤み・かゆみ)
- 食欲減退
- 倦怠感
- 頭痛
重篤な副作用(まれ)
添付文書には以下の重篤な副作用が記載されています。
- 急性膵炎: 激しい腹痛・背部痛が現れた場合は速やかに医師に連絡
- 急性胆嚢炎: 急激な右上腹部痛など
- 低血糖: 他の糖尿病薬と併用時に注意
- 甲状腺C細胞腫瘍: 動物実験での報告あり(ヒトへの影響は不明)
副作用が気になる場合や異常を感じた場合は、すぐに担当医師に相談してください。
禁忌(使用できない場合)
以下に該当する場合は使用できません。必ず医師に申告してください。
- 甲状腺髄様がんの既往歴がある方・家族歴がある方
- 多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方
- 本剤の成分に対してアレルギーがある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の消化器疾患がある方
使用前に医師に伝えること
- 現在服用している薬(インスリン・他の糖尿病薬等)
- 過去・現在の膵炎の既往
- 腎臓・肝臓の疾患
- 妊娠の可能性
- アレルギーの既往
価格の目安
マンジャロの自費診療での価格はクリニックによって異なります。
| 用量 | 月額費用の目安 |
|---|---|
| 2.5mg | 20,000〜30,000円 |
| 5mg | 25,000〜40,000円 |
| 7.5mg以上 | 40,000〜65,000円 |
詳細な価格比較はマンジャロの価格比較をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. マンジャロの吐き気はいつまで続きますか?
A. 消化器系の副作用は特に投与開始時・増量直後に起きやすいとされています。多くの場合、体が薬に慣れるにつれて軽減するとされていますが、個人差があります。つらい症状が続く場合は担当医師にご相談ください。
Q2. マンジャロとオゼンピックはどちらが優れていますか?
A. どちらが適しているかは個人の状態・目的・体質によって異なります。マンジャロはGIP+GLP-1の二重作動、オゼンピックはGLP-1単体作動という作用機序の違いがあります。医師の診察のもとで判断することをおすすめします。
Q3. マンジャロは食事制限や運動と組み合わせる必要がありますか?
A. 薬の使用は生活習慣の改善(食事・運動)と組み合わせることが基本とされています。薬だけに頼らず、医師の指導に従ってください。
Q4. 注射は自分でできますか?
A. マンジャロは自己注射デバイスを使用します。初回は医師・看護師から手順の説明を受けることが一般的です。正しい手技の習得が重要です。
Q5. マンジャロをやめると体重は戻りますか?
A. 薬の使用をやめると、薬の作用がなくなるため体重が変化する可能性があります。詳しくは担当医師にご相談ください。個人差があります。
この記事は添付文書・臨床試験の公開データをもとに作成した一般的な情報提供です。薬の効果・副作用には個人差があります。使用に際しては必ず医師の診察を受けてください。
最終更新: 2026年4月
