胃内容排出遅延

いないようはいしゅつちえん
GLP-1・ダイエット

胃から小腸への内容物の移動が遅くなる状態で、GLP-1受容体作動薬の作用の一つとして報告されています。

胃内容排出遅延とは、胃から十二指腸・小腸への食物の移動速度が低下した状態を指します。GLP-1受容体作動薬は迷走神経を介して胃の運動を抑制し、胃内容排出を遅らせる作用があるとされています。

この作用により、食後に胃に食物が長くとどまることで満腹感が持続しやすくなると考えられています。また、糖質の吸収が緩やかになることで食後の急激な血糖上昇(血糖スパイク)が抑制される効果も期待されています。

一方で、胃内容排出遅延は悪心・嘔吐・腹部不快感などの消化器系副作用の一因ともなるとされています。消化器症状が強い場合は、食事の内容(少量・低脂肪食)の調整や、医師への相談が推奨されています。