内臓脂肪とは、腹腔内の臓器(主に腸間膜・大網周囲)に蓄積する脂肪組織を指します。皮下脂肪と異なり、門脈を介して直接肝臓へ脂肪酸や炎症性サイトカインを放出するため、インスリン抵抗性や動脈硬化との関連が報告されています。
内臓脂肪の評価にはCT検査が精度が高いとされますが、簡易的な指標として腹囲(臍周囲径)が用いられます。日本肥満学会の基準では、男性85cm以上・女性90cm以上が内臓脂肪蓄積の指標とされています。
GLP-1受容体作動薬による体重減少では、皮下脂肪と内臓脂肪の両方が減少することが臨床試験で報告されています。内臓脂肪の減少は、メタボリックシンドロームの改善に寄与する可能性があるとされています。